*Businesses at Work 2025*
過去10年間のデータからセキュリティ最優先のトレンドが明らかに
この10年のトレンドを俯瞰すると、セキュリティツールの導入が企業の最優先事項であることが明確にわかります。詳しくは、Oktaの最新版Businesses at Workレポートでご確認ください。
10年間の振り返り
アプリを取り巻く状況
認証とセキュリティ
おわりに
調査手法
Businesses at Work 2025
Businesses at Work 2025 → はじめに
Businesses at Workは10年目を迎えました。
この10年は、大きな波乱に満ちていました。ビジネス環境が劇的に進化し、スマートフォンの普及、リモートワークのグローバルな広がり、クラウドを活用したライフスタイル、そして高度なサイバー犯罪の台頭をもたらしました。Oktaはこれらの変化を常に追い続け、世界の企業が新しいテクノロジーに投資し、既存のテクノロジーの活用を拡大しながら時代の変化に対応してきた企業の取り組みを記録してきました。これらの変化については、Businesses at Workのこの10年を振り返る特別セクションで取り上げます。
変化の波の中で、この激動の時代を変わることなく特徴づけてきた2つの要素があります。それがセキュリティとコラボレーションです。クラウドストレージ、ビデオ会議、さらに進化したコラボレーションアプリにより、グローバルに分散したチームが簡単に協力できるようになりました。一方で、この拡大する境界を保護しながら、ユーザーエクスペリエンスをスムーズに維持することは、現在のグローバルなビジネスにとって継続的な課題にもなっています。
Todd McKinnonCEO兼共同創業者
はじめに → ビジネスのバランス確保
最も利用されているアプリの60%を占めているのは、セキュリティとコラボレーションアプリ
停滞期を抜け出し、顧客1社が利用する平均的なアプリ数は101に増加
検出される脅威は全体的に増加しており、最も多くの攻撃を受けた業界では攻撃数が10倍に
企業では保証レベルが高い認証要素と生体認証を採用
Okta Businesses at Work 2025レポートでは、Oktaの全世界のお客様およびOkta Integration Networkから得た匿名データを分析しています。Okta Integration Networkには、7,000以上のすぐに利用可能な事前構築済み統合が含まれており、企業が技術スタックを進化させるために役立ちます。このデータセットを国、業界、企業規模別に詳細に分析し、現在導入されているソフトウェアに関する重要な知見をお届けします(調査手法の詳細はこちら)。
では、早速詳細をご覧ください。
カテゴリのトレンド
急成長しているアプリ
仕事に最適なツール
Workflows
セキュリティのカテゴリと要素
FastPassを使用したパスワードレス認証
サイバー脅威拡大の情勢
世界的な犯罪組織や国家支援型の攻撃者による継続的なサイバー攻撃が、AIの支援を受けて深刻化しています。数年間にわたりコラボレーションアプリが最も成長していましたが、セキュリティアプリが再び成長のトップに立ちました。実際、今年最も成長したアプリのトップ3はすべてセキュリティ関連です。しかし、コラボレーションツールは依然として重要な役割を果たしており、企業がセキュリティと生産性のバランスを取ろうとしている様子がうかがえます。
今年明らかになった重要なポイントを以下に示します。
10年間の振り返り:Oktaが、この10年間のBusinesses at Workのデータを再度分析したところ、重要なマクロトレンドが明らかになりました。企業はこの10年間、保証レベルが低い認証要素を徐々に廃止し、保証レベルが高い認証要素に置き換えています。2015年の第1回レポートで最も利用されているトップ6のアプリのうち4つは今も健闘していますが、トップ15のランキング下位には大きな変化が見られます。 10年間の振り返りを見る →
カテゴリのトレンド:アプリの導入は全体的に鈍化しており、ビデオ会議やネットワーキング、インフラストラクチャといったカテゴリのアプリは、多くの業界で減少傾向にあります。一方、デザインソフトウェアは業界や国を問わず依然として高い人気を誇っています。 すべてのカテゴリのトレンドデータを見る →
はじめに → 調査結果の主な所見
急成長アプリ:今年最も成長したアプリのトップ3はすべてセキュリティ関連で、複数の業界がセキュリティツールを積極的に導入しています。また、特定の開発者ツールが、あらゆる規模の企業で大きな成長を遂げています。すべての人気アプリのデータを見る →
仕事に最適なツール:企業1社が導入する平均アプリ数が初めて100を超えました。そして、新しいアイデンティティセキュリティ標準の策定が進められており、これによって設計段階から安全なアプリの開発と導入が大幅に容易になる可能性が生まれています。仕事に最適なツールのすべてのデータを見る →
Workflows:世界中の企業や業界が、Okta Workflowsを導入して自動化を推進し、効率を高め、生産性の低い作業の負担を軽減しています。今年最も導入されたWorkflowsコネクターは、おなじみのツールです。Workflowsのすべてのデータを見る →
セキュリティのカテゴリと要素:データコンプライアンスツールは引き続き増加しており、保証レベルが高くフィッシング耐性のある認証要素が、セキュリティ質問や電話での認証などの保証レベルが低い認証要素に取って代わりつつあります。セキュリティのカテゴリと要素のすべてのデータを見る →
パスワードレス認証:パスワードレスの未来は思ったよりも早く訪れるかもしれません。Oktaのフィッシング耐性のあるパスワードレス認証ツール「FastPass」による年間の認証数は、前年比で377%増加しました。FastPassは、多くの場合に指紋などの生体認証情報に基づいて認証します。パスワードレス認証のすべてのデータを見る →
検出された脅威に関する知見:エネルギー/鉱業/石油/ガス業界に対する攻撃が突出して多くなっており、次に非営利団体が多く攻撃されています。検出された脅威が認証全体に占める割合は、国別では米国、ドイツ、オランダが最も高くなっています。脅威検出のすべてのデータを見る →
Okta Integration Network(OIN)は、企業が最先端のテクノロジーへのシームレスなアクセスを従業員に提供するために使用できる、事前構築済みの統合の広範なカタログです。これらの統合は、認証前、認証時、認証後におけるアイデンティティセキュリティを強化するツールを提供し、アイデンティティ攻撃や侵害のリスクを低減する上で役立ちます。
OINは拡大し続けており、現在は7,000以上の即使用可能な統合を提供しています。これらの統合は、シングルサインオンからボットや不正の検出まで、さまざまなセキュリティ分野に特化したユースケースに対応しています。
Oktaのカタログはベンダーニュートラルであり、OIDC、SAML、SCIM、RESTful APIなどのオープンスタンダードに基づいて構築された統合を通じて、お客様がツールに安全に接続できるようにし、セットアップと保守を容易にします。OINによって、アイデンティティを中心としたセキュリティスタックを構築し、自信を持ってセキュリティ態勢を強化できます。
レポートの詳細な調査手法をご確認ください。